かわらの住人

群馬県より毒を込めて

リフレクト・バウンダー

子供の頃から、表現しづらいのだが左右の判別に難が出る時がある。

 

利き手利き足がぐちゃぐちゃなのもそのせいかもしれない。


特に鏡が絡んでくると訳が分からなくなる時がある。


iPhoneで『他人から見る自分の像』を見られるアプリ、平たく言うと鏡に映る自分を反転させるアプリを身だしなみ用に入れてみたのだが、


髪を直そうとしながら上下左右思い通りならず、混乱して本当に吐き気がするほど気分が悪くなってしまった。

 

Believe again

友人とラブライブ一番くじに挑戦した。

 

今回はAqours九人のフィギュアが賞として用意され、一回九百円というハードな価格設定であった。


友人は「今回は大勝負」と鼻息荒く意気込んでいた。


結果から言うと、友人は三万円以上注ぎ込んだにも関わらず、意中の渡辺曜ちゃんのフィギュアを手にする事が出来なかった。


自分も熱くなって三万円以上注ぎ込んでしまったのだが、最終盤で意中のヨハネちゃんを手にする事が出来たのでまだ救いがあった。


道中で当てた目的以外のフィギュアは名残惜しみながらも、金銭的な厳しさから売りに出してしまった。


推しの方の下へ渡って丁重に扱われている事を祈る。

 

夏の夜空に見上げた花火

夏場の車内用にiPodで夏曲のプレイリストを作っていた。

 

浸れるバラードを中心に作ったのだが、花火に纏わる曲の占有率が高い。


花火


HANABI


打上花火


金魚花火


うたかた花火


聴いていたら柄にもなく花火大会に行きたいという自己洗脳に掛かってきた。


ただ昨今の夏の不快感は夜とはいえ心身に堪えるので十月くらいに行きたい(最早夏とは言えないが)。

 

背中で語る屑人間

自分の通う会社は昨今の働き方改革の波を受け、定時以降働いた場合はその分他の日に早上がりをして調整という措置が導入された。

 

しかし上司から到底勤務時間内に終わらない量の仕事をパワハラ的に押し付けられ、自分は今その制度を使えないし、使いたいと言おうものならつまらない嫌味を言われることは火を見るより明らかである。


そんな中自分の部署の屑上司は、今日も部署の面倒事を下に押し付け昼過ぎに帰っていった。


去る背中を睨みつけながら猛暑日アスファルトにそいつ一日貼り付けにして放置する妄想していた。

 

ファラリスの雄牛

たまに気象ニュースで取り上げられる程度には気温の高さで名の知れた町を営業で回っている。


自分が使う営業車は令和の時代にそぐわぬ旧型プレオ。


この車、窓の開閉がスイッチではなく前後左右レバーをぐるぐる回さないといけないタイプで、熱気を払おうにも容易に換気が出来ない。


冷房を効かせたとて、ものの五分十分離れて戻れば灼熱空間の再来である。そしてガソリンの使用量にも気を配らなくてはならない。


その空間にいる間、さながら古代ギリシアの処刑器具、『ファラリスの雄牛』に入れられた罪人のような気分である。


牛の形の鋳物に閉じ込められて、下から火で焼かれるあれだ。是非検索してみてほしい。


自分がこの車をあてがわれてから暑い盛りに何度か気をやりかけている。夏が絶頂を迎える頃、今年こそは会社に処刑されるかもしれない。

 

繋ぐバッティング

先のブログで書いた合コンで知り合った女子と来月の頭くらいに具体的に出掛ける約束をした。

 

地元から車で一時間くらいのショッピングモールである。

 

車内で会話は続くか、道を思い出せるか、挙げ出すと懸念は尽きないが、今回こそは慎重にいきたいと思っている。

 


去年の今頃、同じような状況で先走って振られるという苦い思い出があるからだ。

 


大振りで一発を狙わずコンパクトなスイングを心掛けていきたい。

 

紳士の嗜み

稀に合コンに参加する。

 

そういう場で気の合う女子は大抵自分と似たような低い温度感でオタク気質のある女子である。


自分も浅く広く漫画やアニメの知識がある気ではいるが、守備範囲から絶妙に届きそうで届かない所にいる女子も多い。


その際たる例が『ハイキュー』と『ダイヤのA』好きの女子である。


ハイキューは作者が怪談話を描いていた時は割と好きだったのだが、スポーツ漫画でその画風を見ると、幼い頃に読んだジョジョのような違和感が拭えなくていまいちハマれない。


ダイヤのAは単純に途中で飽きてリタイアした。


ただやはり好き嫌いも言っていられないので、最近はクレヨンしんちゃんがピーマンを食べるような顔と気持ちで、その辺の作品も嗜みとしてあらためて読み始めている。