僕らの走ってきた道は
ルーキーズ然り、ウォーターボーイズ然り、仲間が次々集まりぶつかり合い成長していく青春ものに昔から心惹かれる。
自分の学生時代に足りなかったピースを埋めてくれる心持ちになるからだろうか。近年ではラブライブシリーズが特に自分の胸を打った。
そんな流れで今日はラブライブサンシャインAqoursの5thライブへ参戦してきた。
twitter等でも話題になっていたがアンコール後客席で作られたサイリウムの虹は圧巻の一言であった。
何万ものファンがこうも空気を読み合いこの光景を作ったのだと。その一員であった事に少しばかりの達成感を覚える程である。
そんな中自分が遣る瀬無い気持ちを抱いた一幕があった。
それは終幕近くの高海千歌役伊波さんの挨拶の中である。
「好きなものを好きでい続ける事の難しさ」
彼女はそんな事を口にした。
アニメは2期を完走し、三年生卒業前後の劇場版まで作られ作品としては完成されたと言っていいだろう。
卒業をしてしまった以上、これ以上の新編は望めないであろうし、虹ヶ咲という後陣も控えている。
彼女達には現在先のいくつかの催しが発表されたにしろ、ラブライブサンシャインの終着点、最終的にファンが離れていく未来まで見えてしまっているのだろう。
Aqoursを初期から見続け、数々の感動や驚きを目の当たりにしてきた我々からすると、胸がざわつく淋しさを覚える。
始まったものには必ず終わりがくる。
数年楽しませて頂いた一ファンとして、このグループの最後の瞬間まで見届けたい思いである。