かわらの住人

群馬県より毒を込めて

陰険な復讐者

同じ部署の三十代女子二人と自分で月一でご飯に行く謎の会をかれこれ一年くらいやっている。

 

主に一人の威勢の良い女子が溜め込んだ愚痴の捌け口になる為の招集である。


あまり女子社員と就業時間外で会う事もないので自分も重宝している。


というのも、自分もその場で屑上司の愚痴をこぼす事で、そちらの界隈でもそいつの悪評を緩やかに回る毒のように伝播させる事が出来るのである。


その成果もあり、外面良くしている屑上司の屑たる所以は大方白日の下に晒され、今ではかなり嫌われている。