屑の種馬
今週のお題「おとうさん」
うちの父は遠隔地で一人暮らしをしていて、配偶者の親の方の土地と支援で家を建てたせいか全く家に寄りつかない。
そのため自分が彼に会うのも年に一度あるかないか程度である。
自分が幼い頃からそんな様子なので、彼に鉢合わせてもたまに会うと気まずい遠い親戚のおじさんのような感じで殆ど会話も無い。
正直急に死んだと言われてもなんの感慨も湧かないと思う。
余談だがそのせいか母も昔からヒステリックで、自分もボコボコにされて育ったので、中学くらいから母ともまともに口を聞かなくなった。
自分が家を出ない一番の理由は、口を利かない子供が家にいる事で、これがあんた達の子育ての結果だよという事を知らしめるためである。
二番はほぼ自分に掛かる費用を工面してくれた近所の祖父母が自分が出ていく話をするとあまりいい顔をしないため。
最近はまた自分が家を出て一家離散も一興かなという気分の周期が来て部屋探しも再開しているのだが。